塗装工事~シーリング編~
塗装工事 ②シーリング編
サイディングの外壁材によく見られるシーリング。
外壁と外壁を繋ぐ、目地に多く使用されています。
また、サッシ周りにも使用されています。
上の写真は、シーリング材が外壁から剥離し接合部に隙間が開いている状態。
下の写真は、経年劣化や紫外線の影響により硬化し、中央から破断し始めている状態。
この状態でもいいの??と思いながらも、
気が付いたら数か月放置していた!!なんてケースが少なくありません。
塗装工事の本来の目的は”防水”であり、
水を建物内に浸入させない!ことです。
しかし、このようなシーリングからは水が浸入してしまいます。
シーリング工事には、
「打替え」既存シーリングを撤去し新たに充填する施工と
「増打ち」既存シールの上からシーリング材を充填する施工があります。
費用が変わらないのであれば、打替えを選ぶことと思いますが、
費用は勿論変わります。
そして、目地の長さは一般住宅のサイディングでは、
100m超えてくるケースがほとんどのため、
「打替え」と「増し打ち」とで価格に差があります。
業者さんにお見積を依頼した際に、
シーリング施工は「打替え」なのか「増し打ち」なのか
重要なのできちんと確認をしましょう!!
そして、目地のシーリングは必ず「打替え」してください。
新築を建てられて、どのくらいの年月でシーリングが劣化してきたか、お分かりですか?
一般的なシーリング材の耐久性は10年程度が目安です。
仮に既存のシールを撤去して、打替えを行った場合、
また、10年程度保つことができるということがお分かりかと思います。※商品によっては高耐久のシーリング材もあります。
しかし、現在傷みだしてるシーリング材の上から増し打ちした場合、
10年保つことはできるのでしょうか・・・。
新しく充填されるシーリング材の量と、
上から増し打ちされるシーリング材の量、
勿論使用する量は新しく充填する施工の方が使用します。
また、亀裂や破断されているシーリング材の上に、
増し打ちされても、10年経過する前に同じような劣化を起こすことでしょう。
価格を見て比較されるのではなく、
工事の内容にもきちんと理解していただければと思います。
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